募金活動

Fund raising Activities

サボテンの自生を守るために


自生するサボテン全体の31%が絶滅の危機に。


Cactus Rulezのテーマにもなっているサボテン。
しかしそのサボテン、自然界に自生するものの31%にあたる約500種ものサボテンが、人間の侵入によって絶滅の危機に瀕していることが 自然保護の政府間組織である 国際自然保護連合( IUCN )によるサボテンを対象とした初の世界規模の調査で分かったそうです。
この2015年調査の結果によって、サボテンは「地球上で最も絶滅が危惧される植物種」に仲間入りし、その絶滅危惧レベルが哺乳類や鳥類より高く、サンゴの次位に位置することになりました。
 

食物連鎖の極めて重要な一部を担うサボテン

 
この調査チームを率いたIUCNのサボテン・多肉植物専門家グループのバーバラ・ゴーシュ共同代表はこの評価結果を受け、サボテンの絶滅危機度がこれほど高いのは全くの想定外で「大変衝撃的なものだ」とコメントしました。
IUCNの作成している「レッドリスト」は、動植物の絶滅リスクを評価するための判断基準として広く認識されています。
サボテンの殆どの種はアメリカ大陸が原産地で、我が国日本や欧州、アフリカやオーストラリア、に向け過去数百年の長きに渡り持ち込まれ、そして生産家によって子株から子株へ、そして種子からまた子株へと、私たちの手元へとやって来ました。
自生するサボテンは、人間を含む多くの動物たちにとっては食物連鎖の極めて重要な一部を担っており、シカやウサギ、コヨーテ、ラット、トカゲ、カメなどの栄養と水分の重要な供給源となっています。
そしてこれらの動物を介して、サボテンの種子は別の場所に運ばれます。
大半が乾燥した砂漠に生育する植物であるサボテン。
その花は、ハチドリ、コウモリ、ハナバチや蛾などの受粉を助ける生物たちに対して、花蜜を提供しています。
また、中米と南米の多くの地方では、サボテンを食物や薬として用いてもいます。
 

その影響は広範囲

 
英国の科学誌「ネイチャー・プランツ」に2015年に発表された一連の研究によると、サボテンの個体数減少を加速させている要因はサボテンの種類や生育地域によってそれぞれ異なっているといいます。
しかし概ね共通しているサボテンにとって最大の脅威は農業用地の拡大で、これはメキシコ北部や南米の南部に於いて特に顕著となっているそうです。
また一方では、沿岸地域を原産とする種のサボテンは、宅地造成や商業開発により個体数が縮小されており、ブラジル南部ではサボテン自生地のユーカリ植林への土地転用により、少なくとも27種のサボテンが被害を受けていて、この内の一部はすでに絶滅危惧リストへのレコードが行われました。
またサボテンの取引は国内外で行われていますが、その多くが違法なものであるのが現状で、一部収集家によってプレミアム園芸用として鑑賞用途で使われているサボテンの86%が、野生から採取した絶滅の危機にあるサボテンであるという報告もあります。
ヨーロッパやアジアの一部収集家は違法なサボテン取引を公然と行なっており、特に野生から採取した個体は希少価値があるためコレクター達にとっては需要も高く、官憲による確固たる取り締まりも必要だとも訴えています。

この研究結果についてゴーシュ共同代表は、「サボテンの減少は乾燥した土地の生物多様性と生態系、そして果実や茎など食用の野生植物に依存している地域社会にとっては由々しき事態で、今後も広範囲にわたって影響が出る恐れがある」と指摘しています。

しかしながら、私たちが日々目にするサボテンを、購入する際にフローリストや栽培家に於いて種子や親株のトレーサビリティーが確立されている訳ではありませんが、違法なルートで店頭にやって来たものではないと信ずるところではあります。
またCactus Rulezはサービスを履行する上で、稀少性が高いサボテンを撮影する際、確信的にイリーガルトレードされたものであった場合は撮影をお断りしています。
 
 

愛するサボテンを守るため

 
Cactus Rulezでは愛するサボテンを守るため、利益の一部をIUCNと、サワロサボテンの最大の自生地でありその保護を行なっている米国のアリゾナ州のサワロ国立公園(Saguaro National Park)の保護基金に寄付をおこなって行きます。
 
また、サボテンを深く愛するサボテニストの方で個人的に直接ご寄付なさりたい場合は下記より各オーガニゼーションの寄付窓口より行って下さい。
 

IUCN国際自然保護連合 自然保護基金
寄付窓口
 
米国アリゾナ州サワロ国立公園
サワロ国立公園保護基金